やっぱり誰か行って見てきてくれ 『猿の墓・猟師の墓』 その2
2008.03.28
(2007年10月30日 誰か行って見てきてくれ 猿の墓・猟師の墓 その1より続く 右下の一言集よりリンク)
昨年の秋に第1番札所『本家松浦酒造場』の「本日の一言」欄で、紹介はしたものの、終ぞ辿り着けなかった大麻の『猿の墓・猟師の墓』。
それっきり、誰も行って見てきてくれないし(当たり前か・・・笑)、春分の日も過ぎて暖かくなってきたので、暇を見つけて、今度は車ではなくオフロードバイクでアタックしに行きました。
まずは、くだんの『星越峠』のバリケード。バリケード右側の大石の脇をギリギリに乗り越えて突破。続く約3kmの林道ダートコースを走り、バリケード2門を同じように越えて、『猟師の墓』へ到達。何はともあれ手を合わせてから墓碑を読むと、
@昔、大麻山に人語を話す巨猿がおり、手下の猿を率いて人里に危害を加えていた。(まるで、お釈迦様に罰せられる前の斉天大聖孫悟空)
A世の為人の為、その巨猿を退治しようと、播州(今の兵庫県)のある勇敢な猟師が乗り込んだが、逆に返り討ちに遭い、食い殺されてしまう。
Bそれを悲しんだ猟師の弟が、苦心の末遂に巨猿を倒し仇を討つ
C里の人たちは、この猟師と巨猿を共に手厚く葬り奉ったところ、その後よく疫病から民を救ってくれたという。
と記されてあった。
鬼退治した桃太郎だけではなく鬼の方も奉るというところが、昔の大麻の人の信心深さを物語っているようだ。
『猟師の墓』を後にして、なお1km弱ほど林道を上ったところに、4つ目のバリケード。ここは人力が二人分ないとバイクで抜けるのはどうも無理みたいである。やむなく徒歩に切り替えて、なお1kmほど登る。オフロードバイク用のブーツは膝まであり、坂道を歩き難い。汗だくになって天円山山頂の『天の峰神社』の鳥居を過ぎたところに、『猿の墓1km』の案内看板があった。見ると、急坂で険しい獣道が下に向かっている。ためしに少し降りてみるが、益々道は険しくなり、この時点で時刻は午後4時30分。『星越峠』からここまでがバイクと徒歩とで約1時間。ここからこの獣道1kmを約1時間で往復するとしても、途中で日はどっぷりと暮れてしまうだろう。ここはきっぱりと諦めて引き返すことに・・・。言っておくが、決してしんどくなってくじけたのではない。(笑)
ああ、やっぱり誰か行ってきて見てきてくれへん?
(2008年4月15日 「その3」に続く 右下の一言集よりリンク)
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「『星越峠』のバリケードを突破 (ごめんなさい)」
「『星越峠』のバリケードを突破 (ごめんなさい)」
「『猟師の墓』の墓碑」
「『猟師の墓』の墓碑」
「『猟師の墓』」
「『猟師の墓』」
「天円山山頂付近にある『猿の墓』への案内板 かなり険しい獣道」
「天円山山頂付近にある『猿の墓』への案内板 かなり険しい獣道」
「天円山山頂付近から、『松浦酒造』方面を望む (2007年10月30日ひとこと欄の写真を反対に山側より撮る)」
「天円山山頂付近から、『松浦酒造』方面を望む (2007年10月30日ひとこと欄の写真を反対に山側より撮る)」
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