思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第五十九番酒蔵札所 「初雪盃 協和酒造」
住所: 愛媛県伊予郡砥部町大南400
TEL: 089-962-2717
営業時間: 木曜・日曜を除く日の10時〜17時受付。

[親子喧嘩]

 砥部町は、今は松山市でありながら昔は大洲藩、選挙区も未だ松山市とは別、という言わば「クルド人地域」 (笑 砥部町の皆さんごめんなさい)。文化も町の様相も、松山とは一線を画している。昔から「砥部焼」で名高いが、基本的には農業の町である。

 水は北の高縄山系を源とする重信川の支流の砥部川。ここ『協和酒造』の水もその伏流水を使っている。蔵は「江戸時代には既にあった」という記録があるのみで、果たしていつ頃造られたのかという詳細は、今となっては分らない。

 蔵元の三谷家としては6代目となる三谷茂さんは、現在、5代目のお父上から蔵を引き継ぐ過程にあり、杜氏(伊方杜氏)のもとで勉強中の40歳。酒蔵で育って酒造家のエリートコース東京農大に入学したが、実はそれはバンド活動で東京に出たいが為の親に対する口実であった。何とか卒業するも、わざと御両親と大喧嘩して家を飛び出し、デザイン事務所に5年勤めた後、3年前に改心して帰還した。この話だけ伺うと、とんでもないドラ息子(笑)のようだが、本人はいたって真面目。今でも親御さんと、日夜真摯な酒造り論を戦わせていると言う。一糸乱れず整理整頓された蔵を見れば、その生真面目さはよく分る。「当たり前のことを当たり前にしたいんです。」と熱く語る職人気質の6代目。

 でも、商売の担い手としては、ここもご他聞に洩れず奥様が一枚上手のようで、「本当の6代目社長は実は若奥さんではないか?」と周りに囁かれている、嫁に頭の上がらない頑固者酒造家でもありました。(笑)

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「砥部焼の町並みの中の蔵」
砥部焼の町並みの中の蔵

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「きちんと整理された帳場」
きちんと整理された帳場

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「三谷さん親子」
三谷さん親子
酒蔵さんから
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近くの穴場情報
砥部衝上断層(とべしょうじょうだんそう)
2008.03.09

 町を流れる砥部川には、日本広しと言えども、ここの他にはあと数か所にしかない天然記念物がある。いわゆる名勝奇勝ではないし、一般人ではちょっと見で何が珍しいのかさっぱり分からないのだが、「その道の人」にとっては、とんでもなく貴重なものらしい。それがこの『砥部衝上断層』。

 「衝上断層」とは、新しい地層の上に古い地層が乗り上げた「逆断層」のことである。しかもこれは、西日本を南北に二分する『中央構造線』が、砥部川に洗い出されて露出した断層。学術的に貴重であり、1938年に天然記念物に指定、2007年に『日本の地質百選』(そんなものがあったのか?)に選定された。

 国道379号線に沿った砥部川中流にあるので、辺りは『衝上断層公園』という町民の憩いの場になっており、吊り橋もあれば水遊びも出来る。「衝上断層」のお蔭で、『中央構造線』とは何の縁も所縁もない人も公園でゆっくりとした時間を過ごせるのである。かくいう私もその一人ではあるが、こういう形で自然科学と触れ合う術もあるのだな・・・と改めて感心させられた。いつかここ砥部町から、偉大な地質学者が輩出されることを期待して。
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「『衝上断層公園』として整備されている」
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「素人には何が何だかわからないが・・・。」
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「立っている説明板によると、ここが衝上断層である。」
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「ズームしてみるが、これがそんなものなのか?」
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「ほんの少しだけアカデミックな気分になれる」
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