思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅
四国酒蔵88箇所巡りとは?
各酒蔵の紹介
徳島県
第一番酒蔵札所 「鳴門鯛 本家松浦酒造場」
第二番酒蔵札所 「花乃春酒造」
第三番酒蔵札所 「鳴門金時焼きいも焼酎 鳴門のいも屋」
第四番酒蔵札所「蘭玉 吉田酒造」
第五番酒蔵札所 「徳島県酒造組合」
第六番酒蔵札所 「勢玉」
第七番酒蔵札所「御殿桜 斉藤酒造場」
第八番酒蔵札所「眉山 吉本醸造」
第九番酒蔵札所 「鳴門金時蒸留所」
第十番酒蔵札所「瓢太閤 日新酒類 太閤酒造場」
第十一番酒蔵札所「司菊酒造」
第十二番酒蔵札所 「可楽智酒造」
第十三番酒蔵札所 「芳水酒造」
第十四番酒蔵札所「今小町 中和商店」
第十五番酒蔵札所 「三芳菊酒造」
第十六番酒蔵札所 「天真」
第十七番酒蔵札所 「笹緑 矢川酒造」
第十八番酒蔵札所 「義士心百年蔵」
第十九番酒蔵札所 「桂華 定作酒類醸造場」
第二十番酒蔵札所 「津乃峰酒造」
第二十一番酒蔵札所 「入鶴 近清酒造」
番外札所 近藤松太郎商店 「旭牡丹」
番外札所 那賀酒造 「旭若松」
高知県
第二十二番酒蔵札所 「美丈夫 濱川酒造」
第二十三番酒蔵札所 「南酒造場」
第二十四番酒蔵札所 「菊水酒造」
第二十五番酒蔵札所 「安芸虎 有光酒造」
第二十六番酒蔵札所 「土佐しらぎく 仙頭酒造」
第二十七番酒蔵札所 「響灘 響屋」
第二十八番酒蔵札所 「豊の梅 高木酒造」
第二十九番酒蔵札所 「文佳人 アリサワ」
第三十番酒蔵札所 「松翁 松尾酒造」
第三十一番酒蔵札所 「桂月 土佐酒造」
第三十二番酒蔵札所 「朝峯神社」
第三十三番酒蔵札所 「土佐酒バル」
第三十四番酒蔵札所 「高知県酒造組合」
第三十五番酒蔵札所 「酔鯨酒造」
第三十六番酒蔵札所 「亀泉酒造」
第三十七番酒蔵札所 「瀧嵐 高知酒造」
第三十八番酒蔵札所 「司牡丹酒造」
第三十九番酒蔵札所 「酒造ホール 葉山の蔵」
第四十番酒蔵札所 「純平 西岡酒造店」
第四十一番酒蔵札所 「四万十 霧の里 文本酒造」
第四十二番酒蔵札所 「無手無冠」
第四十三番酒蔵札所 「藤娘酒造」
番外札所 土佐鶴酒造 「土佐鶴」
愛媛県
第四十四番酒蔵札所 「小西酒造場」
第四十五番酒蔵札所 「うしおに 名門サカイ」
第四十六番酒蔵札所 「虎の尾 西本酒造」
第四十七番酒蔵札所 「野武士 正木正光酒造場」
第四十八番酒蔵札所 「おくりおくら 媛囃子」
第四十九番酒蔵札所 「城川郷 中城本家酒造」
第五十番酒蔵札所 「千鳥 宇都宮酒造」
第五十一番酒蔵札所 「開明 元見屋酒店」
第五十二番酒蔵札所 「川亀酒造」
第五十三番酒蔵札所 「梅美人酒造」
第五十四番酒蔵札所 「伊方杜氏資料館」
第五十五番酒蔵札所 「宮の舞 松田酒造」
第五十六番酒蔵札所 「養老酒造」
第五十七番酒蔵札所 「千代の亀酒造」
第五十八番酒蔵札所 「京ひな 酒六酒造(さかろくしゅぞう)」
第五十九番酒蔵札所 「初雪盃 協和酒造」
第六十番酒蔵札所 「かち鶴酒造」
第六十一番酒蔵札所 「男花 横河酒造」
第六十二番酒蔵札所 「小富士 島田酒造」
第六十三番酒蔵札所 「愛媛県産業技術研究所」
第六十四番酒蔵札所 「愛媛県酒造協同組合」
第六十五番酒蔵札所 「蔵元屋」
第六十六番酒蔵札所 「仁喜多津 水口酒造」
第六十七番酒蔵札所 「栄光酒造」
第六十八番酒蔵札所 「雪雀酒造」
第六十九番酒蔵札所 「桜うづまき酒造」
第七十番酒蔵札所 「愛媛県農林水産研究所」
第七十一番酒蔵札所 「山丹正宗 八木酒造部」
第七十二番酒蔵札所 「日本心(やまとごころ) 武田酒造」
第七十三番酒蔵札所 「伊予賀儀屋 成龍酒造」
第七十四番酒蔵札所 「石鎚酒造」
第七十五番酒蔵札所 「華姫桜 近藤酒造」
第七十六番酒蔵札所 「豊稔 今村酒造」
第七十七番酒蔵札所 「梅錦山川」
番外札所 赤松本家酒造 「泰山」
番外札所 最進酒造 「玉川」
番外札所 小泉酒造 「鯉の勢」
番外札所 桐万長酒造 「桐万長」
番外札所 雪娘酒造 「雪娘」
番外札所 佐々木酒造 「八重菊」
番外札所 徳本酒造 「初鷹」
番外札所 武智酒店 「武士心」
番外札所 後藤酒造 「久米の井」
番外札所 首藤酒造 「寿喜心」
香川県
第七十八番酒蔵札所 「川鶴酒造」
第七十九番酒蔵札所 「宇賀神社」
第八十番酒蔵札所 「金陵 八幡蔵(やわたぐら)」
第八十一番酒蔵札所 「金陵 多度津蔵」
第八十二番酒蔵札所 「金陵 琴平蔵」
第八十三番酒蔵札所 「勇心酒造」
第八十四番酒蔵札所 「綾菊酒造」
第八十五番酒蔵札所 「香龍 北川商店」
第八十六番酒蔵札所 「讃州井筒屋敷」
第八十七番酒蔵札所 「森国酒造」
第八十八番酒蔵札所 「香川県酒造組合」
番外札所 丸尾本店 「凱陣」
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第五十七番酒蔵札所 「千代の亀酒造」
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住所: 愛媛県喜多郡内子町平岡甲1294番地1
TEL: 0893-44-2201
営業時間: 平日9時〜16時受付。
[40の手習い]
五十崎町は高知から大洲に向かう街道の要諦。松山からは山を隔てて南予の地域に入ったところである。よって大洲藩の管轄。昔から米作と特産のロウミツ作りの土地である。和紙の産地でもあり、それだけに水は清い。『千代の亀酒造』も、『岡森神社』の竹林に湧く肱川系の伏流水で仕込み水を汲む。
五十崎町は高知から大洲に向かう街道の要諦。松山からは山を隔てて南予の地域に入ったところである。よって大洲藩の管轄。昔から米作と特産のロウミツ作りの土地である。和紙の産地でもあり、それだけに水は清い。『千代の亀酒造』も、『岡森神社』の竹林に湧く肱川系の伏流水で仕込み水を汲む。
製造管理者の二宮さんは還暦越え。40歳代の頃、知人であった先代の杜氏さんから突如として仕事を引き継ぎされ、否応なしにこの業界に引きずり込まれた。それまでは酒造りとは全く関係のない業界からの転身で、最初は右も左も分からず大変だったが、ここに至り、ようやく酒造りの奥底が垣間見えるようになってきたという。しかし、心掛けは今でも「毎年謙虚に1年生のつもりで」。40歳代で初心者として酒造りに取り組み、「先代杜氏に追いつけ、追い越せ」と走り続けてきた二宮さんの苦労が偲ばれる。
酒造りの一方で、30年間に亘って、地域の人々に少林寺拳法を教えてきた。それだけに、「人に教えること」と「人から教わること」の難しさはよく分かっているつもり。また、「教わること」に年齢は関係ないことも、よく分かっていらっしゃる。今では息子さんも入社して一緒に酒造りをしている。
教え教えられ人から人へと受け継がれていく、永遠のくりかえしでいろいろなものが熟していく。
まさに「円熟」である。
「蔵近くを流れる小田川 肱川の支流」
蔵近くを流れる小田川 肱川の支流
「蔵正面」
蔵正面
「蔵玄関」
蔵玄関
「超ベテランの域に達している杜氏の二宮さん まだまだ元気に一年中 蔵を守っている。」
超ベテランの域に達している杜氏の二宮さん まだまだ元気に一年中 蔵を守っている。
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内子五十崎の田楽
2008.01.20
四国の山間部には広く『田楽』を食べる風習がある。『田楽』とは、いわゆる「味噌田楽」のことで、豆腐に味噌を塗って串にさして炙って食べる、農村ならではの料理である。ヘルシーなイメージもあり、最近は都会でも専門店がチラホラ出来ているようだ。ただ、山深い四国では、上品な豆腐と言うよりも、野趣溢れる里芋やこんにゃくを使用して、囲炉裏の周りに刺して焼くことが多い。祖谷の『でこまわし』などが良い例である。
二宮さんによると、ここ五十崎地区の『田楽』は、四国では珍しく豆腐以外は一切使わないとのことである。味噌は、いりこを潰して混ぜる特製。4月頃の祭事の時期を中心として、各家庭で作るらしい。今でも毎日の家庭料理の主菜として普通に食べられている料理。
内子・五十崎・大洲と言えば伊予の小京都として知られる風情豊かな町。
『田楽』一つをとってみてもどこか都を連想させる、上品さが漂う町である。
2024年11月
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内子五十崎の田楽
2008.01.20
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