思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第七十一番酒蔵札所 「山丹正宗 八木酒造部」
住所: 愛媛県今治市旭町3-3-8
TEL: 0898-22-6700
営業時間: 月曜〜金曜10時〜17時受付。それ以外は上記電話にて応相談。

[伝統と新感覚]

 今治市は城下町。同時に来島海峡を控えた港町であり漁業の町でもある。
農業も米とみかんが有名。とどのつまり、海の幸・山の幸が豊富で昔から栄えた町であった。
 今治人はセッカチで、話題の「焼き鳥(鶏肉の鉄板焼き)」も普通の焼き鳥では焼き時間が待ちきれない、という不満からの産物である。
 『八木酒造』は、そんな今治の地で1831年に創業。水は鈍川方面から流れ出る蒼社川の伏流水。蔵というよりも研究施設を持つ工場というイメージである。
  杜氏の村上さんは、大島宮窪町の越智杜氏の流れを汲む。今治で生まれ今治に育ち、高校生の時にふとしたことから酒造りに興味を抱き、そのまま縁あって『八木酒造』に社員として就職した。
昔は全国にその名をとどろかせた越智杜氏であるが、気がついたら自分以外にはほとんど残っていない。「若い人にも酒を飲んで貰いたい。とにかく口にしてみて欲しい。少しずつでも回数を重ねたら必ず美味しさが分かるから・・・」と語る。休みの日は、苺やみかんや米といった農作に勤しむ。こういうところも昔ながらの杜氏の気質である。
  一方、当主の八木伸樹さんは、輸出のために世界を飛び回る青年社長。しかしてその実態は元バンドマンでドラマーである。伝統杜氏+新感覚の経営でチャレンジする酒蔵である。

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「今治造船からしまなみ街道を望む」
今治造船からしまなみ街道を望む

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「蔵というより工場」
蔵というより工場

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「研究室の村上杜氏」
研究室の村上杜氏
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温泉と白浜
2008.02.23

 今治市内から南に5kmほどの海岸沿いに『東予国民休暇村』がある。国民休暇村と聞くと鄙びた施設を思い浮かべるが、ここはリニューアルしたての地中海風の建物。観光客用に宿泊施設も完備しているが、むしろ今治や東予の地元の人々に愛されている施設である。

 まず、温泉であるが、この地域では以前から『本谷温泉』が有名であった。72番酒蔵の『武田酒造』の武田社長によると、この休暇村は本谷と同質の湯らしく、しかも設備や接客は近代的。大きな駐車場も完備しており、ちょっとした休みに気軽に入浴に来ることが出来るということである。

 次に素晴らしいのは、その立地。温泉からは「燧灘」を一望出来る上に、下に降りると白砂青松の砂浜が続く。73番札所『成龍酒造』の首藤さんによると、「辛いことがことがあったときは、ここに来て海に向かって叫んでいた。」のだそうだ。(笑) さすがに最近ではロマンチックなデートスポットとして使っているとのことでもあるが、奥さん、それ心当たりありますよね。(爆)
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「正面玄関」
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「ロビーや温泉からは燧灘が一望」
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「森田健作が走ってきそうな砂浜」
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温泉と白浜 2008.02.23
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