庭で虎を飼う感覚 『しろとり動物園』
2008.03.08
四国には各県に動物園がある。愛媛県の『砥部動物園』、徳島県の『徳島動物園』、高知県の『のいち動物園』、そして香川のここ『しろとり動物園』である。
他の動物園を差し置いてこの『しろとり動物園』をわざわざ取り上げたのは、ここだけが「まったくの民間」で営まれている動物園だから。民間で動物園を運営するということは、およそ「好きでもないとやっていられないこと」なのであろう。ここは、手作り感たっぷりの自宅の庭のような動物園である。
車を降りるといきなり孔雀と鹿が闊歩している。入園口近くでは猪や兎が走り回る。サファリパークだと思えば驚かないが、車のない生身のサファリパークである。(笑) かなり人里に至近距離にあり、柵も動物がその気になれば平気で飛び越えられる高さなので、しょっちゅう脱走騒ぎがあるという。ただし、猪くらいまでならちょっと山に入れば四国ならどこだっているし、さすがに象さんや河馬さんや虎さんが脱走するわけではないので、ご愛嬌というところ。
どこぞの流行の動物園のように夜の生態がどーの、見せ方がどーのということについては一切おかまいなし。ただ単に「飼っている」だけであるが、逆にそれが新鮮である。檻の中でおちんちん拡げて爆睡しているホワイトタイガー等は、非常に間抜けで、まるでコタツの猫みたいでほほえましく、値札がついてたら思わず買って帰ろうかと思うほどだ。
どれもこれも運営予算の関係で手作りになってしまうのだろうが、子供のころに田舎にあった動物園そのままに、やたら設備をしていないところがノスタルジックでさえある。 30分ほどで一周できるが、それで1300円の入園料も、餌代への寄付応援だと思えば高く感じない。これからも、「しぶとく」続けていただきたい動物園である。
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「動物園へ向かう公道。早くも脱走者発見。」
「動物園へ向かう公道。早くも脱走者発見。」
「駐車場なのにクジャクが走り回る。」
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「民家のはずれで動物を放し飼い」
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「目玉のホワイトタイガー 寝てる姿はそのへんの猫と同じ。」
「目玉のホワイトタイガー 寝てる姿はそのへんの猫と同じ。」
「一番人気は『ひよこ』との触れ合い。ここまで来てなぜ?」
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