思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第二十四番酒蔵札所 「菊水酒造」
住所: 高知県安芸市本町4-6-25
TEL: 0887-35-3501
営業時間: 平日9時〜17時受付。 注)判子は蔵に設置して頂いておりますが、試飲は別の場所にある事務所で頂けますので電話で問合わせをしてください。

[土佐で酒飲みと言われるレベル]

 安芸市は、高知県東部の中核都市である。都市といっても人口は僅かに2万人。しかして県の出先機関や企業の支店が集まる賑やかな町である。古くは三菱グループ創始者の岩崎弥太郎や近鉄の基盤を築いた井内彦四郎を輩出し、現在は阪神タイガースの春季キャンプ地として有名である。

 『菊水酒造』は、ここ安芸の旧市街に位置する。現在の春田部長で9代目というものの、古過ぎて記録が無く、江戸時代のいつ頃が創業かは分からない。安芸は、水が良く古来より木材の集積地として海上交通の要所でもあった為、醸造業も発達したとのこと。水はもちろん北方にそびえる四国山地からの伏流水である。

 ここ『菊水酒造』は、昔から「新しいもの好き」で、たとえば戦時下で酒造りが出来なかった時代には、日本で最初に冷蔵醸造設備を用いてアイスキャンデーを作ったりしていたという。今も蜂蜜酒(ミード)をはじめ他社に先駆けて新しい潮流となる酒を研究することに主眼を置いている。

 話を伺った春田部長は、42歳で8人兄弟の長男。長男ではあるけれど、もともと酒造を継ごうとは思わず、自分ではシステムエンジニアになる予定であったそうだ。よって今でも、趣味はパソコンと近くの海川での魚介獲り(って縄文時代か?)。パソコンは相当年季が入っていて、25年前から秋葉原に通っている謂わば元祖アキバ系。その頃はアニメもメイドもフィギィアもAKBも
なく、ただただ「パソコンオタク」だけの街だったと胸を張る。でも、こんなことで威張られても困るなぁ。

 春田家は昔から「酒飲み」の家系で有名。代々のご先祖もただ単に「酒が飲みたくて」この商売を創業し守勢してきたという。但し、皆さん、一概に「酒飲み」と言ってもここは土佐、しかも酒造業界でのこと。
 以前、お父上である現社長が、土佐の酒豪3人で勝負(誰かが倒れるまで飲む)をしたときのこと。3日3晩不眠不休で3人で日本酒3斗(一升瓶30本)あけたけれど、それでも勝負がつかなかった・・・という「実話」がある。良い子のみんなは絶対に真似しないでね。
 「酒飲み」もここまで来ると壮絶ですらある。「無茶苦茶ですよねぇ」と笑うパソコン好きの春田部長だが、実はあんたもその息子な訳で、間違っても夜の宴会で「割り勘」にはしたくない相手である。(笑)
 



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「安芸の山中にある蔵」
安芸の山中にある蔵

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「事務所正面」
事務所正面

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「玄関にある商品ウィンドウ」
玄関にある商品ウィンドウ

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「確実に大酒飲みの血を継いでいる春田部長」
確実に大酒飲みの血を継いでいる春田部長
酒蔵さんから
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寺尾鮮魚店
2008.01.15

 『菊水酒造』さんに、安芸の旧市街にある『寺尾鮮魚店』なる魚屋に連れて行ってもらった。昼の2時頃だったが、町のその一角だけが地元の買い物客で賑わっていた。近くには大規模なショッピングセンターが幾つかあるというのに・・・である。商売繁盛のこの魚屋さんは「安くて新鮮で珍しいものがある」ということで評判。
 
 今朝獲れたモノを漁師さんからすぐに入荷するという。この流通経路は、どうやら、安芸市独特の鮮魚流通の習わしに関係しているらしい。安芸の住民の間では公然の事実であるが、県外の我々には内緒である。つまり、お客さん側も安くて良いものが売られている理由を知っているので、『寺尾鮮魚店』は繁盛しているのだ。
 
 地元の買い物客ではなく外部からの観光客として覗いても面白いかもしれないので、近くまで行く機会があれば立ち寄ってみてはどうだろう。ちなみにここの「焼き鯖寿司」は絶品との評判である。
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「安芸市の海岸 干物を干す棚」
「安芸市の海岸 干物を干す棚」 クリックすると拡大します
「いつも地元の人でいっぱい」
「いつも地元の人でいっぱい」
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寺尾鮮魚店 2008.01.15
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