思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第九番酒蔵札所 「鳴門金時蒸留所」
住所: 徳島県名西郡石井町高原字桑島7-1
TEL: 088-675-3933
営業時間: 9時〜16時受付。蔵見学は事前連絡のみ受付。

[君よ8月でなくとも熱くなれ]

 徳島県石井町は、今でこそ徳島市のベッドタウンながら、その実は昔からの農業の町。吉野川沿いの砂地で作られる米・白菜・キャベツ・ほうれん草が有名。また全国的に有名な漬物工場や、徳島でも名門の醤油メーカー等もあり、醸造業にも好適地。
 この『鳴門金時蒸留所』を背負って立つ元木社長は、御歳59歳。地元の造り酒屋の4代目であるが、実質的には創業者。もともと大学も酒造りとは全く無縁商学部に進んだものの、卒業直後に先代が急逝され、急遽跡を継がれた。最初は麦焼酎を造っていたが、様々な人との出会いの中で地元で採れる「鳴門金時」で芋焼酎を造ることを発案。今では、焼き芋焼酎をメインとして様々な芋焼酎造りにチャレンジしている。元木社長本人は体質上一切飲めない。けれど信条は「本物から本物を造りたい」ということで、精魂を傾けている。
 趣味は地元のクラブチームでのサッカー。年齢別でチームが分かれているため、チームメイトも相手チームも「この歳になれば(戦わず)楽しむサッカー」をプレイしている中で、唯一人「勝つサッカー」を標榜し、試合では浮きまくっているらしい。(笑) また若い年代のチームの監督も務めているらしいが、ここでも勿論「鬼」と呼ばれているとのこと。また、もう一つの趣味は釣り。だけどこれも「普通」ではなく荒磯での「命がけ」のグレ釣り。この人は兎角何事にも熱血!旦那、普通に喋っていても背景に波しぶきが見えますぜ。

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「石井町の畑」
石井町の畑

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「発酵途上の鳴門金時芋」
発酵途上の鳴門金時芋

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「熱血おやじ 元木社長」
熱血おやじ 元木社長
酒蔵さんから
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『府中駅』は、なんと読む?  徳島漢字読み仮名クイズ本線
2007.12.16

 本当に何のことはない話である。『鳴門金時蒸留所』のある石井町にはJR四国の徳島線が、徳島市から吉野川沿いに池田町まで走っている。そして『石井駅』の一つ徳島市寄りの駅が『府中駅』。そのまんま普通の駅。でも、ここは何が有名かというと「知らないと絶対に正しく読めない駅名」。知らない人は何気に「ふちゅう」と読んでいるが、実は「こう」と読む。なんでも言い伝えによると、徳島藩の時代に「ふちゅう=不忠」では縁起が悪いので「国府」の「こう(これも難解な読み方)」と読み直しさせたらしい。どうでもいいけど、今どき結婚式のスピーチでも気にせんような縁起話(あ、今じゃないか?)。まぁ、お陰でネタ切れせずに済みましたけど。

 ちなみにこれを書いているキーボードで「こう」と打つと・・・おおっ!出てきたぞぉ、77番目に「府中」って。すいません。学のないのは私でした。
 さすが徳島線には『学』がある・・・って、つまんないこと言ってますが、『佐古駅』からその『学駅』まで12駅しかない中で、知らないと正しく読めないかちょっと立ち止まって考えるであろう駅が、『鮎喰(あくい)』『府中(こう)』『麻植塚(おえづか)』『西麻植(にしおえ)』『学(がく)』と半分くらいあります。でも地元以外はこんなもん知らんでも何も人生に支障はありませんし、知っていても自慢にはなりません。
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「まんま普通に『ふちゅうえき』。ルビふればよいのに。」
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「ホームの駅名板はルビ入り」
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「『麻植塚』と書いて『おえづか』です。」
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「全国的に有名な『学』駅」
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「『学』駅は、おなじみの御入学お守りまで売っているものの、そもそもが無人駅で時間限定販売」
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