阿波三加茂 三大名所プラスワン
2007.12.16 
                              
 三加茂の町には『大楠』などの色々な名所があるようです。ちょうど都合よくこの地出身だった高松駅助役Mに教えてもらいながら取材しました。 
 
 まずは十八歳以上の方には結構有名な『お花大権現』。誰もいない境内を、不審者然とウロウロしている私に声をかけてくれたご住職のご婦人らしき方のお話によると、ここは「下(しも)のことの神様」とのこと。いわゆる性も含めた泌尿器系統である。お奉りしているのがそのものなので、温泉場の秘宝館のように誤解されることも多々あるが、本当は「性病」から「老いてからの下の世話」まで凡そ誰にでもあるであろう「言えない悩み」を聞き届けてくれる類い稀な神社。よって信者も全国に亘る。なるほど、ちゃかすものではないので写真は掲載いたしません。ちなみに、M助役の実家はこの神社の真ん前にあると自慢しているが、それがどうしたというのか。 
 
 次がJR三加茂駅ホームから見える『長善寺』。普通のお寺に見えますが、ここはあの有名な「山口組3代目田岡組長(この町の出身)」が壇家である。山口組をその一代で1万数千人の広域暴力団に拡大させた伝説の組長の墓を建立しようとして地元から反対された(・・・さもありなん)らしいが、田岡家としての墓は依然ここにある。この地区に田岡姓は多いらしく、徘徊してみると田岡家の墓はたくさんあった。 
 
 最後がその『長善寺』から国道に出る手前にある『金丸八幡神社』。ここには八幡神社列石(磐境=いわさか)というストーンヘンジがある。が、Mが子供の頃は怖くて近寄らなかったという。その割に国道沿いにでんと構えている。これは、なにかの「神様の座」を意味する立石群であるらしい。その立石群の西の端になぜか時計柱が建っているが、これもなぜか9時25分で止まったままである。見よ!これこそストーンヘンジの発する磁場の影響であろうか?まさか、ただ単に電池を入れ替えていないだけだったとはいまさら言わせない。(笑) 
    
 これらの名所に最近、助役Mが発見した「新名所」が加わった。その名も『四国でいちばん高い所(標高1000メートル越)にある手打ちうどんや』。山頂の山小屋でもうどんを出すところはいくらでもあるだろうが、今回は「手打ちの釜揚げ」である。地元とは言え、Mもよくこんなへんぴな場所を見つけたと思う。しかもよくよく考えてみたら、そこはもう三加茂町ではないし・・・(爆)。 
 三加茂から40分余り山道を車で登った所に、『腕山(かいなやま)スキー場』というただでさえ数少ない四国のスキー場の中のひとつがある。ここのはずれにあるプレハブ食堂のうどんが「手打ち」であるらしい。スキー場のうどんやなので3月のいっぱいの土日で営業終了。しかも真冬のシーズンはチェーン走行に慣れていない四国の我々では敬遠せざるを得ない。・・・ということは雪の少ない端境期の3月の今しか食べられない。チャンスだ。善は急げとMを乗せてアタックしてみた。雪と霧で一杯の山頂のはずれにあるそれは・・・閉まっていた。「ちゃんと調べてからこんかい」「お前こそ」とケンカしながら山を降りた。いきあたりばったりとは我々のことを言う。 
 
  
 
 
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「JR徳島本線の三加茂駅」 
「JR徳島本線の三加茂駅」
 
 
「長善寺の石段」 
「長善寺の石段」
 
 
「三加茂のストーンヘンジ 国道沿いにある ちなみに右側の時計は止まっている」 
「三加茂のストーンヘンジ 国道沿いにある ちなみに右側の時計は止まっている」
 
 
「雪と霧の中をたどりついた腕山食堂」 
「雪と霧の中をたどりついた腕山食堂」
 
 
「窓越し撮影。釜揚げ手打ちうどんで400円 隣のスキーロッジのレストランは冷凍うどんで500円だった。」 
「窓越し撮影。釜揚げ手打ちうどんで400円 隣のスキーロッジのレストランは冷凍うどんで500円だった。」
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