思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第三十四番酒蔵札所 「高知県酒造組合」
住所: 高知県高知市廿代町15-33
TEL: 088-823-3558
営業時間: 月曜〜金曜9時〜16時30分受付。土・日曜・祝日、年末年始休。*お酒の提供はいたしません。

[酒造組合の要]

 ここ『高知県酒造組合』を仕切っているのは、やっぱり女性でした。高知県の酒蔵についてここまで読んでくれた皆さんなら、もう不思議に思わないよね(笑)。主事の秋久さんと森西さん。高知県内酒造メーカーの為に日夜有益な情報を収集し高知の日本酒の普及に努めている。今は『土佐宇宙酒』の第3期目のPRに懸命。
 まだ知らない人の為に簡単に説明すると、「ソユーズで宇宙に打ち上げて帰還した世界初の酵母菌」でお酒を醸し出したのが『土佐宇宙酒』。・・・で、それはどういうお酒になるのか?と尋ねると、「飲むと、無重力空間で宇宙遊泳しているような気分になれます。」だそうな。あんた、そりゃ単に酔っ払ってるだけやんか?(笑)。そういうことを真面目にやってしまうのが土佐の伝統。皆さんも一献お試しあれ。
 秋久さんも森西さんも、組合に入って50年の大ベテラン。
Q:何が御縁でこの世界に?
A:「う〜ん。強いて言うとお酒を飲むのが好きだったからかしら?」
Q:ちなみにご趣味は何ですか?
A:(二人で顔見合せて)「そりゃ飲むことや、ねぇ。」
Q:一晩でどのくらい呑まれてますか?
A:「大したことない。高知で言うショウショウ(少々ではなく升々と書きます 念の為)」
Q:普段心掛けておられることは?
A:(異口同音に)「私らが率先して日本酒の消費を拡大するん」
※簡単に言えば毎晩飲み歩くということらしい。
奥ゆかしさのかけらもなく、非常に分かり易いお答え、誠に有難うございました。(笑)
Q:最後にに高知県の酒造組合メンバーについて一言お願いします。
A:「若い人(自分を基準にして)が多くて和気藹々。日本一まとまっとるよ。」
あのぉ、50年前というと今の酒蔵の社長さん方がまだハナ水垂らした小学生だった頃でしょ。その頃からず〜っと毎晩大酒飲み歩いてるようなおおねぇさん方から雷落とされたら、たとえつかみ合いの喧嘩しとってもすぐにまとまらんと自分らが危ない・・・。(笑)

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「右が秋久さん 左が森西さん 高知の酒造メーカー社長は誰も文句が言えない」
右が秋久さん 左が森西さん 高知の酒造メーカー社長は誰も文句が言えない
酒蔵さんから
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帯屋町太郎
2008.01.21

 銀座に『すきやばし次郎』という有名な寿司屋さんがある。高知市の人に「すきやばし次郎さん」のお顔について尋ねてもおそらく殆ど誰も知らないだろうが、「おびやまち太郎さん」のことを聞くと、地元の人ならほぼみんながみんな答えられる。ミシュランの三つ星店に匹敵(但し高知限定)するこの『帯屋町太郎』とは、実は飲食店ではなく、高知市の帯屋町商店街近辺を徘徊しながら誰彼かまわず元気よくあいさつして回る「変なおじさん」のこと。ただあいさつするだけで、仙台市の『仙台四郎』のように訪れたお店が後々繁盛するか・・・というとそういう話は全くないようである。反面、一説には女性、特に女子高生には積極的に声をかけるようだとの定説もある。どうやら、ただの困ったおじさんらしい。(笑) 最近では同じような名物として『わが名はジュリー』という人も出没するらしい。高知ってそういう土地柄なの?(涙)

 どこの誰かもいつどこで出没するかも誰も知らないが、とにかく高知市では超有名人。市長選に立候補したとしても、選挙活動無しのまま、かなりのところまでいくだろう。かと言って、どこぞの「えせ有名人」のようにテレビカメラが待ち構えているところに偶然そうに現れたりはしない。かなり奥ゆかしい方である。

 高知で『帯屋町太郎』にあいさつされたなら、それだけでもう君も立派な高知県人である。「はりまや橋」や「桂浜」で写真撮るよりも、ずっとずっと自慢出来るぞ。但し高知市内だけで、だけど。
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帯屋町太郎 2008.01.21
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