思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第五十八番酒蔵札所 「お茂ご酒造」
住所: 愛媛県久万高原町137
TEL: 089-221-0025
営業時間: 月曜〜土曜8時〜17時受付。1月〜3月までの仕込み時期は日曜も受付。要電話予約。

[丸の内から久万高原へ]

 久万高原町は昔から「久万(くま)」と名で呼ばれ、久万林業として全国的に杉や檜で有名。松山市からは車で一時間弱であるが、標高700mの三坂峠を境に地形や気候は一変し、文字通り高原の町。海抜500mのこの地は、昼夜の温度差も激しく、石鎚山系の湧水も豊富で、米どころとしても栄えた。同様の理由で、醸造業も10軒ほどが繁盛していたという。

 『お茂ご酒造』は明治35年に創業。もとは石屋さん・石工さんであったとのこと。社名の『お茂ご(おもご)』は、石鎚山から流れ出る仁淀川上流の国の指定名勝地『面河渓(おもごけい)』からいただいた。

 3代目の高岡社長は「小さい蔵でなければ出来ない酒」を標榜し、「1本からのプライベートラベル」を売り文句に、人生のメモリアルとなるお酒を企画して実績を上げている。失礼ながら、67歳というお歳の割に感覚がかなり新しい・・・と思って伺ったところ、立教大を卒業後、丸の内の東京海上火災保険に永らくお勤めされていたそうで、お父上がお亡くなりになったのを機に戻られたのが、つい14年前とのこと。東京からは、都会的センスと、仕事で覚えたゴルフの腕前(H13)を持ち帰ったらしい。今では同様に東京で就職していた息子さんを無理矢理後継ぎに引き戻し、後継者対策も万全。この辺りはさすが元保険屋さん(笑)。地元の振興の為に商工会会長も務めながら、都会の視点から街づくりアイデアを練っている、Uターンアクティブ親父であります。


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「朝もやの久万地区」
朝もやの久万地区

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「旧道沿いの蔵」
旧道沿いの蔵

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「高岡社長と息子さん」
高岡社長と息子さん
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幻の温泉
2008.02.23

 山や海岸を問わず、四国は温泉があちらこちらに湧き出ている。道後のような世界に誇る一大温泉街から、山の中の隠れ家的な鄙びた一軒宿まで、狭い島内で色々なタイプの温泉が楽しめる。その中で、恐らく一番ユニークでディープであろう温泉が、ここ久万高原町にあるという『嵯峨山温泉』。

 立派な名前なのに何がユニークでディープかと言うと・・・。
@まず所在地が分からない。普通の道端の掘っ建て小屋らしいが看板等は出ていない模様。
A次いで皆さんがイメージする銭湯ではなく「普通の家のお風呂」そのまんま。もちろん一人しか入れません。
Bしかも無人で、入浴料は薪料として好きな額を置いて行ってくれといった具合

 人の噂によると、幻の温泉のそのお湯は「それはそれは絶品」らしい。が、そこまで苦労して探し当てて入浴しただけに「良かった」と納得せざるを得ないプレミア感覚も手伝っているかも。(笑) 今回も時間がなくて、私のチャレンジ魂をそそられつつも、未だ辿り着けておりません。


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幻の温泉 2008.02.23
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