金田正一を怒らせたゴルフ場
2008.03.09
愛媛県工業技術センターのすぐ近くに『松山小野カントリー』というゴルフ場があります。一見、ごく普通のゴルフ場のようですが、この辺の人には「あの400勝投手の金田正一を怒らせたゴルフ場」として有名なようです。
で、「400勝投手」の「名球会会長」が何ゆえ怒ったのかというと、それは「ゴルフ場まで行く道が異常に狭かった」から・・・(汗)。 私としても、ここ63番まできて、こんなくだらないネタを取り上げてしまい誠に申し訳ないと思うのですが、何しろ「400勝投手」で「名球会会長」で「日本球界のご意見番」の御憤慨であります。取り上げない訳にはいかないと思いまして・・・。えっ?いえ、決して、他のネタが見つからなかったという訳ではありません。(笑)
モノは試しに行って参りました。この「一言集」は、こんなんばっかしです。酒蔵取材よりよっぽど手が掛かります(涙)。
まずは松山市から東温市に向かう「旧国道」から、北の高縄山系へと登っていく「県道」に入ります。最初の5kmは何の変哲もない田舎道。ところが徐々に道幅は狭くなり、気がつけばガードレール無しの一車線の山道に突入。勾配も急になり、切り返しが必要なU字カーブも出てきます。所々に交差ポイントはあるものの、対向車といきなり出くわせば、どちらかが数十mのバックを強いられることになります。実際、取材のときに同乗していた6歳の娘は、切り返しやバックが度重なる運転に、いきなりゲロってしまいました。
確かに「狭い」。狭いが、四国で生活している私たちにとっては、そんなに驚くほどでもなく、多少の運転技術があれば通行は出来るように思います。では、何故金田さんほどの人が怒ったんでしょう。以下は推測に過ぎませんが、氏は当時の日本プロ球界を代表するエースでしたので、恐らく大型のベンツか何かで、関東の名門ゴルフ場よろしく颯爽と乗りつけようとしたのでしょう。ところが、肝心のゴルフ場に辿り着くまでに、その颯爽たるイメージとは「遥かに」かけ離れた現実に遭遇したので、もう怒るしかなかった・・・というところでしょうか? 「郷に入れば郷に従え」とはよく言ったもの。「天下の400勝投手」と言えども、四国はこんなもんだと観念して貰うしかありません。多少不便ですが、むしろ行き帰りが「こんな命がけの道」だと、飲酒運転をする度胸のある人はまずいないでしょう(笑)。その為の配慮かな?何はともあれ新しいトリビア。「四国ではゴルフ場へ外車で行ってはならない。軽トラで十分。」
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「松山市から東温市へ向かう県道334号線から県道196号線へと入るところの警告」
「松山市から東温市へ向かう県道334号線から県道196号線へと入るところの警告」
「最初の5kmは単なる田舎道」
「最初の5kmは単なる田舎道」
「だんだんと細くなって勾配がきつくなる(ラスト3kmで500mほど上る)」
「だんだんと細くなって勾配がきつくなる(ラスト3kmで500mほど上る)」
「看板がないと道を間違えたかと不安になる」
「看板がないと道を間違えたかと不安になる」
「ようやく見えてきたクラブハウス」
「ようやく見えてきたクラブハウス」
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