思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第七十二番酒蔵札所 「日本心(やまとごころ) 武田酒造」
住所: 愛媛県西条市三芳1507
TEL: 0898-66-5002
営業時間: 月曜〜土曜9時〜17時受付。日曜・祝日休。要事前予約。

[お膳を逆さに向ける]
 
 周桑郡は、米の名産地であり、それが故に松山藩領であった。北の高縄山系、南の石鎚山系の伏流水に恵まれた花崗岩砂地の扇状地である。ここ小松丹原には、明治時代より軍用飛行場、競馬場、組合病院等の施設が集まり賑わっていたという。

 『武田酒造』は物資の仲買業を営んでいた。今で言うところの商社である。同時に地域の万屋(よろずや)的小売業も兼業していたという。所謂ショッピングセンターである。明治37年に酒造業を始め、その酒は時の日露戦争の国威高揚に因み『日本心』と命名された。

 当代の武田社長で4代目の61歳。酒蔵を継ぐことは18歳で意識し始め、結果東京農大へと進学した。卒業して2年目で先代を亡くした。今にして思えば東農大へ進んだことは「天の声」だったのではと思う。23歳の若い新米社長は苦労しながら色々な人に助けて教えて貰った。杜氏さんも三代に亘って付いてくれた。「思えば本当に人に恵まれました。」と仰るが、それは社長のお人柄に拠るところが大きいだろう。家訓は「膳を逆さに」。相手の立場でものを考えろということである。32歳のご長男が家を継いでくれるようである。ご苦労なさった分だけ今が一番幸せであろう。

 地元の為に街づくりにも精魂を尽くしてきた。多くの人も育てた。東予青年会議所の創立メンバーでもある。

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「旧道に並ぶ蔵」
旧道に並ぶ蔵

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「事務所正面」
事務所正面

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「武田社長」
武田社長
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鉄道構築物マニアの伝説の地
2008.02.23

 世に「鉄ちゃん」と呼ばれる一団がある。所謂鉄道マニアのことである。ちなみに私は「哲ちゃん」であるが「鉄ちゃん」ではない。そんなことはどうでもいいのであるが、JR四国の助役Mによると、一概に鉄道マニアと言っても様々にカテゴリー分けされているようである。「鉄道写真マニア」「時刻表マニア」「乗車マニア」「コスプレイヤー」等、多種多様に亘っているとのことだ。
 
 今回ご紹介するのは、その中でも「鉄道構築物マニア」にとっては堪らない(助役M談)・・・といわれるもの。場所は予讃線の西条市伊予三芳駅の近くの『大明神川トンネル』。大層な名前の割には目立たない鉄道トンネルである。名前もよく見ると、大『明神川トンネル』(幾つかある『明神川トンネル』の中でも大きいもの・・・という意味)ではなくて、『大明神川』トンネル(もともと『大明神川』という名前のトンネル・・・という意味)である。しかも、川そのものが『大明神川』という名前とは程遠い極々フツーの川なのだ。で、何が特別なのかと言えば、このトンネルは何と「河川の下をくぐっている」のである。

 地図で見てみると、確かにこの地点は「高速道路」と「予讃線」と「一般地方道」と「大明神川」が一点で交差している特殊な場所。実際に現地で確認すると、上層から順番に「高速道今治小松道」、その下に「大明神川」とその川岸を走る「一車線道路」、そして「JR予讃線」は、確かにその下をくぐっている。

 興奮してメールしてくれたマニアの助役Mに対し、一般人の私はよくよく見て初めて「ふ〜ん、そうなんだ。」という感じ。でもよく考えたら、「世にも珍しい鉄道構築物マニアの助役Mが知る限りに於いて、ここだけ!」というのはやっぱり凄いです。地元の人も知らないことの再発見。みんなで蘊蓄のネタにしようではないか。(笑)
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「上から高速道路、一般道(その向うが河川)、鉄道のトンネル」
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「大明神川 ちょうど水は枯れていたがこの下にトンネルがある」
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「上から見ると普通の川」
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