いたどり
2007.12.24
「いたどり(虎杖 Fallopia japonica)」とは、「スカンポ」とも呼ばれる田んぼの畦道や草むらに生えている雑草の別名である。かつて食糧難の時代には、野菜として生食していたようだ。四国内の他の3県では食用の習慣はないようだが、ここ高知県だけでは山菜としてこれを調理して普通に食卓で食べる。どこにでも生えているので、実物(写真)をみると、「ああ、あれかぁ」と頷くものの、どっからどう見てもやっぱり雑草で、いきなり食べろと言われてもどうも食べる気にはなれない。
春の新芽を皮をむき水に晒して塩漬けにし、それをもどしてごま油等で炒めて食べたりする。『土佐酒造』近くの『みちの駅 さめうら』では、常時、塩漬けを袋詰めして売っている(500円前後)。買って帰って炒めて食べるとなかなかいける味である。でも実物(写真)を思い浮かべるとものすご〜く不味く感じるので、なるべく「他のもんだ!」と思って食べること(笑)。
ちなみに高松駅の助役Mは徳島の山中の出身だが、子供の頃は皆この「スカンポ」が大好きで、学校帰りに道端で取っては塩や砂糖をかけて生でかじっていたのこと。酸っぱくて美味しかったらしい。勇気ある皆さんも試してください。
誰かに、これはフランス料理で使われる野菜だと聞いたことがある(ホンマかいな?)。土佐人はひょっとして一流のグルメだったのかも? でも、やっぱり雑草だよぉ、高知県以外では。
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「これです。これ。」
「これです。これ。」
「昔は生で食べていたこともあったらしい」
「昔は生で食べていたこともあったらしい」
「食べる時」
「食べる時」
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