龍河洞秘蔵の幻の酒
2007.12.24
土佐山田から車で10分足らずで、全長4Kmの日本三大鍾乳洞のひとつ『龍河洞』に出る。ここは修学旅行コースに必ず入る高知観光の定番中の定番。中でも今回の話題は通常の「観光コース」ならぬ「冒険コース」。その更に奥に眠る『幻の酒』。
「観光コース」はしっかりした通路や明るい照明の下、約30分で1Kmを探訪する普段着での巡回路。これに対して「冒険コース」は、のっけからヘルメット、ヘッドランプ、ツナギ、長靴が必要。足場も照明も無く、第一まともに立てる場所も無い。行程の殆どが匍匐(ほふく)前進。私も何年か前にトライしましたが、下着のパンツまで泥だらけになりました。また太っている人は挟まって出れないところが多々あり危険。(笑)
そしてこの「冒険コース」よりまだ奥の支洞の窪みに、瓶詰めされた純米原酒を運び込み、毎年春から半年間、全く光のない暗黒の中で寝かせているという。地元の『松尾酒造』・『アリサワ酒造』・『高木酒造』の3蔵が合同で企画したらしい。なんと国指定天然記念物の中でのこんな荒業、この社長さん方ならやりかねん(札所28〜30番)。
「冒険コース」を進むだけでも大変なのに、こんな奥の奥まで来るとなるとかなり小柄な人しか入れない。酒も一本一本を大事に手渡しリレーしないと運べない。おそらく、日本一「輸送に手間がかかっている清酒」(笑)ですね。毎年11月初めに日の目を見たときには、ラベルも殆ど泥だらけだそうです。コワイモノ見たさの人は通販有り。3本セットで5000円程度。詳しくは0887-52-1730まで。
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「昼なお暗い龍河洞入口」
「昼なお暗い龍河洞入口」
「洞内部 退出したら暗黒状態」
「洞内部 退出したら暗黒状態」
「こんな状態です。箱はどうやっていれたんだ?」
「こんな状態です。箱はどうやっていれたんだ?」
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