『七折(ななおれ)梅園』は「花より団子」
2008.03.09
『かち鶴酒造』の大向社長によると、この辺りの名物は『七折小梅(ななおれこうめ)』という梅干しであるということだ。聞いた時は、一体どこで売っているのかがよく分からなかったのだが、この一連の取材で7回目に愛媛県を訪れた3月初頭に、偶然、砥部町近辺で『七折梅まつり』なるノボリが乱立しているのに出会った。直感的に予定を変更し、路肩の立て看板を辿って3kmほど山に入ると・・・、ありましたよぉ『七折梅園』。日曜日だからか、昼前で100台ほどの駐車場は満車状態。県外ナンバーはほぼ私だけというところを見ると、殆ど地元のお客さんばかりである。
予想に違わずお目当ての『七折小梅』は即売中であった。1パック1000円。この季節に折角ここまで来たので、風情たっぷりの満開の梅林を散策・・・というよりも、『梅まつり』の看板にあった「七折名物 猪うどん 500円」に興味を惹かれたというのが、本当のところである。いやしい私は、やはり「花より団子」である。
300円を払って梅園に入ると絵に描いたような梅林が広がっている。あちらこちらで家族連れが「お花見」ならぬ「お梅見」を楽しみ、梅の袂でのどかにお弁当を広げていた。さすがにカラオケを持ち込んだり、酔っ払って裸になっているような惨状はない。「お花見」も本来はこうありたい・・・と、自分の普段の行状は棚に上げしばし感慨にふける。
お目当ての・・・否、偶然目に入った『猪うどん』の売り場に到着。早速いただく。肉が「猪」らしいということ以外は、まったくの肉うどん。分かっていたとは言うものの、やはりサプライズではないことに少々がっかりした。むしろ隣で売っていた『梅干したこ焼き』の酸っぱさの方がちょっとしたサプライズであった。しかし、通常タコ焼きに紅ショウガは入れるが、梅干しを入れる必然性が「無い」。なんだかんだ言いながら、梅を愛でることなく片っぱしから買い食いしている自分に自己嫌悪。しかも、山に入った為、「今年初めての花粉症」というお土産付きでした(涙)。
いつの間にか『七折小梅の梅干し』→『七折梅園』→『猪うどん』→『梅干したこ焼き』と、どんどん替わり、『梅干し』に還ったところで一件落着。
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「『七折梅まつり』 期間は2月中旬〜3月上旬」
「『七折梅まつり』 期間は2月中旬〜3月上旬」
「白梅、紅梅に菜の花 一年で数週間の初春の風景」
「白梅、紅梅に菜の花 一年で数週間の初春の風景」
「名物の『猪うどん』・・・って、年間数日間の販売。」
「名物の『猪うどん』・・・って、年間数日間の販売。」
「餅まきに群がる参加者 一般に拾える餅(2〜3個)より入場料300円のほうがはるかに高い。」
「餅まきに群がる参加者 一般に拾える餅(2〜3個)より入場料300円のほうがはるかに高い。」
「『七折小梅』 1パック1000円。」
「『七折小梅』 1パック1000円。」
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