思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第三十二番酒蔵札所 「朝峯神社」
住所: 高知県高知市介良字乙
TEL: 088-860-1482
営業時間: 常識的な時間帯なら、いつでも可。*お酒の提供はいたしません。

[酒の神様]

 南国市から高知市へ向かう道の途中に介良(けら)富士という里山があり、その麓に『朝峯神社』がある。延喜式内社の一つで長宗我部氏や山内家からも尊信されていた県内でも由緒ある神社である。
 
 祭神は「木花佐久夜姫(このはなさくやひめ)命」。ちなみに木花佐久夜姫がお生まれになった際に、父の大山祗神(おおやまつみのかみ)が大変喜んで、狭名田(さなだ)の茂穂(しげほ)で天甜酒(あめのたむざけ)を造り、天地の神々に棒供したという話も伝わっており、これが穀物から酒を造った始まりであるとされている。また、大山祗神を「酒解神」、木花佐久夜姫を「酒解子神」と呼んで、造酒の祖神としても祀っている。

 『朝峯神社』には、一夜酒を造るなどの行事もある。更に、木花佐久夜姫は女神であるので、神社の裏手に女性のシンボルに似た巨岩があり、それが神の本体であるともいわれ、昔から岩の割れ目より流れ出る清水を汲み取って、祭事用の酒を造ったといわれている。後には高知県下の酒造業者もこの水を分けて貰い、新酒造りを祈願して、酒を造る時の水に入れていたこともあった。

 本宮の中、天井の梁にも県内の酒造蔵の寄進一覧や酒蔵の絵馬が飾られている。ちなみに今でも毎年4月に高知県酒造組合主催で開催される、同組合最大のイベント「土佐新酒の会」では、必ず開宴前に『朝峯神社』の宮司さんを招き、神事を執り行っている。


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「閑静な境内」
閑静な境内

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「境内入口の表示板」
境内入口の表示板

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「社の中には酒に関係する絵馬等がかかる」
社の中には酒に関係する絵馬等がかかる
酒蔵さんから
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手結(てい)の茶屋の餅
2007.12.24

 高知県東部の人が仕事で高知市内に出てくるときに、手土産にして喜ばれるものナンバーワンが「手結の茶屋の餅」。国道55号線を安芸から高知に走ると夜須町の手結山という峠のトンネルを通る。高知側に出てすぐ折り返して右手後ろに昔の隧道があり、その脇に一見民家風・・・と言うよりどう見ても民家のお店がある。近づくと「お茶屋餅」の小さい看板が店の前に見える。ここ。

 ここは高知の人はみんな知っているのに、県外の人はあまり知らない名物の餅屋。引き戸を開けて中に入ると、割と広い店内の一角だけで商売をしている。商品はほとんど「茶屋餅」のみ。竹皮で包んだ餅10個入りを並べて置いているだけ。おばさんに600円払うと交換にひと包みくれる。なるほど平日の朝11時頃なのに次から次へと車が止まって、みんながみんな判で押したように餅を買って帰っている。すごい繁盛店。しかも単品メニュー。食べてみると、こし餡にほのかにニッキの味が付いていて確かにおいしい。600円で満足できるし、定期的にまた食べたくなる味。評判に違わず、「高知に来たらここまで来る価値あり」です。
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「ここ。」
「ここ。」
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