手結(てい)の茶屋の餅
2007.12.24
高知県東部の人が仕事で高知市内に出てくるときに、手土産にして喜ばれるものナンバーワンが「手結の茶屋の餅」。国道55号線を安芸から高知に走ると夜須町の手結山という峠のトンネルを通る。高知側に出てすぐ折り返して右手後ろに昔の隧道があり、その脇に一見民家風・・・と言うよりどう見ても民家のお店がある。近づくと「お茶屋餅」の小さい看板が店の前に見える。ここ。
ここは高知の人はみんな知っているのに、県外の人はあまり知らない名物の餅屋。引き戸を開けて中に入ると、割と広い店内の一角だけで商売をしている。商品はほとんど「茶屋餅」のみ。竹皮で包んだ餅10個入りを並べて置いているだけ。おばさんに600円払うと交換にひと包みくれる。なるほど平日の朝11時頃なのに次から次へと車が止まって、みんながみんな判で押したように餅を買って帰っている。すごい繁盛店。しかも単品メニュー。食べてみると、こし餡にほのかにニッキの味が付いていて確かにおいしい。600円で満足できるし、定期的にまた食べたくなる味。評判に違わず、「高知に来たらここまで来る価値あり」です。