思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第七番酒蔵札所「御殿桜 斉藤酒造場」
住所: 徳島県徳島市佐古7-7-1
TEL: 088-652-8340
営業時間: 月曜〜土曜の8時〜20時受付。日曜休。蔵見学は酒造期間中のみ可能。

[遊びは酒の栄養]

 佐古町は徳島駅から西へ十数分、古来より伊予街道と讃岐街道の分岐点である。。徳島市の中でも、昔から、味噌、醤油、酒等の醸造の町として栄えていたようで、戦前までは町内に酒蔵が街道にそって十六軒も軒を並べていたという。そんな街道も国道となって道路を拡幅し、今ではこの斉藤酒造場だけになってしまった。
 徳島県には大きく分けると二つの水系がある。石鎚山を起点とする吉野川と剣山を源流とする那賀川や勝浦川、鮎喰川である。そのうち徳島市の中心部に於いて吉野川と鮎喰川は合流する。ここ佐古地区の水系は四国西部の石鎚山から流れくる吉野川水系ではなく、四国東部の剣山を源とする鮎喰川系の伏流水。この川はその名の当て字の由来のひとつでもある鮎の産地としても名高い清流である。現にすぐ近くには徳島市の上水道の配水ポンプ場があった。今でも佐古町の真ん中には「蔵清水」と呼ばれる町の共同の取水場(いわゆる井戸)があり、近所の方に昼夜を問わず飲用水として利用されてる。吉野川をモチーフとした「運河の都 徳島」の中にあって、この辺りは水系を異にした「飲み水の中心地」だったのかも知れまない。そんな由緒正しい土地も、今では徳島市の市街地になってしまい、この蔵の隣はファミレス店やファーストフード店が乱立し、ちょっと賑やかすぎになっていまった。
 「自分が面白いと思えるニュータイプの酒を造ることに挑戦します」と言う『斉藤酒造場』の3代目・斉藤さんは、バリバリの青年社長。現代っ子らしく、40歳すぎても独身ですが、まだまだ落ち着きたくないのか、オフには「遊んで」いやもとい「しぶとく青春を謳歌して」いるようです。昔の造り酒屋さんでは「芸者遊びは酒造りのこやし」と言われていたようですが、現代っ子にしたら「遊び」とは昼間のカヌーや海釣りを指すそうです。そんなことでは日本の飲酒文化がなくなるぞ・・・と心配するものの、隣で目を光らせている先代の前で「もっと夜遊びしろ」とも言えんですのですが、いや、失礼、それはそれで十二分にしてるか?してるよな。(笑)


ホームページ
http://gotensakura.co.jp/

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「今も生活に使われている蔵清水」
今も生活に使われている蔵清水

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「佐古配水場」
佐古配水場

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「国道に面する蔵の正面玄関」
国道に面する蔵の正面玄関

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「今では貴重な伝統的な「槽(ふね)搾り」である。」
今では貴重な伝統的な「槽(ふね)搾り」である。

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「奥に広いために、蔵よりも隣の牛丼屋の方が目立つ。」
奥に広いために、蔵よりも隣の牛丼屋の方が目立つ。
酒蔵さんから
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たぬき合戦の広場
2008.03.02

 小松島市に「世界一大きな狸の像」があるとM助役が言い張るので、連れて行ってもらった。ここは、もともと小松島港からの引き込み線である小松島線の駅があった場所である。今は廃線となっているが、もし残していたならば、延長2Kmのミニミニ地方線として好事家の話題になっていたであろう。

 ここに『たぬき広場』なる公園がある。中央の広場を取り巻くような形で、歴史シュミレーションゲームのような「武将(もちろん狸です)キャラクター」の石像がずらりと並んでいる。伝承の「讃岐の津田狸」対「徳島の金長狸」の『たぬき合戦』(ごめんなさい、私、香川県人なんでどうしても讃岐が前に出ます)に登場する狸たちである。どうせなら、各々にHP値や必殺技等をつけてくれていれば、もっと楽しめたと思うのは私だけ?

 この石像の中で、徳島側の総大将の「金長狸(きんちょうだぬき スタジオジ○リの平成狸合戦●ン●コにも登場)」の石像だけが一際巨大であり、なんでもこれが「世界一大きい狸の像」であるということだ。別に、世界一大きい狸の像をこぞって造る地域も他にはあんまりないと思うのだが。(笑)

 何はともあれ、この狸の巨像には、ちょっとした仕掛けがしてある。正面に立つと、ちょうど人間の頭の高さが、狸の「き●たま袋」のあたりである。その「き●たま袋」の下方に、音響センサーらしきものが埋め込まれている。ここに向かって拍手(かしわで)をポンポンと打つと・・・、しばらく何もないが(笑)、突如として思い出したように、像の両側から滝が流れ出てくる。人を驚かす壮大な仕掛けではあるが、でも、よりによって何が悲しゅうて、「き●たま袋」に向かって拍手を打たなければならないのか? (涙)
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「世界一大きいといわれる狸の像。手前に寝ころんでいる人と比較。」
「世界一大きいといわれる狸の像。手前に寝ころんでいる人と比較。」 クリックすると拡大します
「たんたんたぬきのき○たまに向かって柏手をうつと・・・。」
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「両サイドから滝が流れ落ちる。」
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「狸合戦の武将の石像。これは狸の忍者。しかも『くのいち(女忍者)』。(笑)」
「狸合戦の武将の石像。これは狸の忍者。しかも『くのいち(女忍者)』。(笑)」 クリックすると拡大します
「もともとは旧小松島港駅。昔の駅舎も残されている。」
「もともとは旧小松島港駅。昔の駅舎も残されている。」
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たぬき合戦の広場 2008.03.02

徳島の焼きもち 2007.11.17
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