思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第二十二番酒蔵札所 「美丈夫 濱川酒造」
住所: 高知県安芸市田野町2150-1
TEL: 0887-38-2004
営業時間: 月曜〜金曜9時〜11時/13時30分〜15時受付。土・日・祝日休。

[はちきんの嫁]
 
 ここ『濱川酒造』のある田野町は、車であと30分も走れば室戸岬という、四国でも南東の最果ての地。全国でも有数の多雨森林地帯である魚梁瀬(やなせ)から流れ出る澄んだ奈半利川の伏流水は超軟水。温かい気候もあって、ゆっくりとした発酵で、柔らかくて実はしっかりした酒を醸しだす。田野町は、魚梁瀬を背景にもつ半農半漁で且つ製材の町。つまり、第一次産業は全て揃った豊かな町である。ここに息づく『濱川酒造』は創業明治2年、現社長で5代目になる歴史のある蔵である。
 その濱川社長、持ち前のお人柄で経営をなさっているようですが、実は奥様は現役の高知新聞の記者、口八丁手八丁でおまけに文筆力もあり、ちょっとやそっとではかなわないらしい・・・というのは県内の酒蔵連中の評であるが、そないゆうちょるおまんらやって、家に帰ったら似たようなもんやろ。(笑)


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「潮の香がする田野町の表通りと事務所入り口」
潮の香がする田野町の表通りと事務所入り口

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「風情を残す蔵の全景」
風情を残す蔵の全景

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「迫力の小原杜氏」
迫力の小原杜氏

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「蔵のスタッフの皆さんも体育会のノリ」
蔵のスタッフの皆さんも体育会のノリ
酒蔵さんから
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田野駅屋の「すり身」
2007.11.26

 『濱川酒造』におけるキャプテン役の小原杜氏が、女性社員さんを集めて「最近では何がおいしいんかなぁ?」と訊いてくれたのがこれ。漁業の町・室戸地区ですので、「魚は何でも美味しくて当たり前」の田野の奥さん連中に評判なのが、後免奈半利線(ごめんなはりせん)・田野駅の「駅舎」兼「道の駅」兼「よろず屋」で売っている『すり身』。 
 グレーのペースト状の魚の『すり身』を普通のビニール袋に詰めているだけの代物。要はこれを自分の家で揚げて、『てんぷら』(四国では『てんぷら』と言うと『さつま揚げ』のようなものを指す)を作るという。早速、購入して持ち帰り、揚げて食べてみました。『てんぷら』の揚げたては何でもうまいとはいうものの、この『すり身』で作った『てんぷら』は凄くおいしい!やはり新鮮で良い雑魚(良い雑魚というのもオカシイが・・・)を使っているからか、兎にも角にも、酒の肴として「アタリ」でした。季節に関係なく500円くらいで、定番で置いているそうです。

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「何でも売ってる田野駅舎」
「何でも売ってる田野駅舎」
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