思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


大きい画面で見る










第四十五番酒蔵札所 「うしおに 名門サカイ」
住所: 愛媛県宇和島市高串2-1045
TEL: 0895-25-5533
営業時間: 月曜〜金曜9時〜17時受付。

[女性的優しさを求めて]

 『名門サカイ』は吉田町以南の酒蔵3社が合併して出来た蔵である。もともとはこの地方の御献酒を造っていた。県内でも有数の水どころである南の御荘町の水で酒を造る。
  ここ宇和島市は、愛媛県南予の中核都市で、仙台の伊達政宗から分家した伊達藩が幕末まで治めていた。幕末の激動期には、幕藩体制から明治維新への改革へと日本の歴史を導いた『伊達宗城』という名藩主を輩出しており、四国の果てでありながら進取の精神に富んだ土地柄でもある。また、気候は至って温暖で海山の幸に恵まれており、人間は情が深くて優しい。
  松為(まつい)社長はもともと酒造業界とは無関係であったのだが、縁あって現在は経営者として任に就いている。とは言え、宇和島生まれの宇和島育ち故に、もともと地酒に対する愛着も深い。
 ご本人は、子供の頃からバイオリンを習っていたというおよそこの業界らしからぬ(私の偏見か?すいません)ハイソな趣味の持ち主。目指す酒も、南予ならではの柔らかい酒質を生かした「女性が自然に手を伸ばせるような優しくて柔らかい酒」という。何かにつけ「頑固者」のイメージがある四国の酒蔵の経営陣(私の偏見か?すいません)の中にあって、その優しい物腰同様に、女性の気持ちの分かる繊細な感覚の持ち主である。(褒めすぎでしょうか? 笑)

クリックすると拡大します
「国道沿いの大看板が目印」
国道沿いの大看板が目印

クリックすると拡大します
「卸問屋さんも兼ねている事務所」
卸問屋さんも兼ねている事務所

クリックすると拡大します
「元音楽家(?)の松為社長」
元音楽家(?)の松為社長
酒蔵さんから
記事はありません
近くの穴場情報
宇和島のじゃこ天屋巡り
2008.01.18

 『名門サカイ』の松為社長によると、今、宇和島で流行っているものは「缶ビール片手にじゃこ天屋巡り」なのだそうだ。早速「例えば・・・」と紹介されたところに行ってみた。

『荒木鮮魚店』
 松為社長が個人的にお勧めの店。初っ端からディープな店を紹介されたようで、どう見てもただの魚屋。魚を運んでいるおじさんに聞いてみると、午後でないと揚げていないそうである。周りは全くの閑静な住宅街。ここで「じゃこ天」をかじり乍ら缶ビール片手に歩いていると職務質問されること必至。

『薬師神かまぼこ』
 JR四国の松山企画室さん推薦の店。ここは市内の繁華街らしきところにあった。有名店らしく造りも看板も立派。でもやはり、平日の朝っぱらから酒飲みながら「じゃこ天」かじっている人間は皆無。

『田中蒲鉾』
 商店街わきにある蒲鉾店。どちらかと言うとお土産用の蒲鉾だろうか? ここも開店前。

ということで、行き当たりばったりの観光客(私)にとっての収穫は、金曜日の朝の10時から開いている蒲鉾屋はなかろうということの再認識と、一人で缶ビール片手にうろつくのはちょっと勇気がいるのではないかという感想と・・・でした。まあ、缶ビール片手の徘徊も、5、6人で連れ立って「赤信号みんなで渡れば怖くない」というノリかも分かりませんが、お酒がバッシングされている世相上、やっぱり近所迷惑な気もするなぁ。でもいいかぁ、情の深い?宇和島の人達は許してくれそうだから。(笑)

 兎にも角にも、そういうことで肝心の「じゃこ天」の味は結局分らず終いでした。でもB級食品大好きの私としては、この店構えと雰囲気だけで「じゃこ天巡りは、美味しいこと間違いなし!」と確信した次第であります。(フォローになってないですかね?)
クリックすると拡大します
「荒木鮮魚店」
「荒木鮮魚店」 クリックすると拡大します
「薬師神かまぼこ」
「薬師神かまぼこ」 クリックすると拡大します
「田中かまぼこ」
「田中かまぼこ」
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
←2024年11月 2025年1月→



おすすめ
記事はありません
投稿
ニックネーム
メアド (表示されません)
タイトル
本文
写真は1枚、10Mまで投稿可能。管理者が認定すれば、下記に投稿されます。
記事はありません