城川の茶堂
2008.01.19
相原さん、河野さんによると、この地区特有のものと言えば、蔵の正面にも立っている『茶堂』ではないかとのこと。
『茶堂』とは、いわゆる小振りの「祠」或いは「辻堂」のようなものである。他の地区にも峠や辻などにこのような建物が建っていたりするが、ここ城川地区では、今でも各地に建てられた50か所余りの『茶堂』が実際にその役目を果たしており、春秋の祭りになると近所の人が集まり、各『茶堂』の前でゴザを敷いて酒盛りを営むということである。また、お盆の前後にはここで輪番でお茶の接待をすることもあるらしい。その他、さまざまな地域民間信仰行事の場になっているとのことである。
昔の信仰の名残なのであろうが、今でもその建物と風習が残っているのは、この地域だけらしい。大変興味深いものであり、この先も受け継がれ、残っていって欲しいものである。
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「三叉路の辻に立っている」
「三叉路の辻に立っている」
「いつも近所の人によって奇麗に手入れされている」
「いつも近所の人によって奇麗に手入れされている」
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