思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第三十九番酒蔵札所 「酒造ホール 葉山の蔵」
住所: 高知県高岡郡津野町姫野々604-6
TEL: 0889-55-2289
営業時間: 9時〜18時受付(イベントのある時は不可)。火曜、年末年始休。*お酒の提供はいたしません。

[過疎の町でのメジャーなコンサート]

 津野町は、須崎から四国カルストに分け入る町、四万十川源流点のある町である。面積の90%が森林で人口は7000人。あまり目立った観光資源も産業もなく過疎化の方向にある地域。
  『酒造ホール葉山の蔵』は、津野町が廃蔵を修復しイベントホールとして再生させた町営施設である。予約を入れればリーゾナブルな値段で誰でも使用できる。併設された喫茶室(ここはホールと独立して喫茶店として営業)で説明を聞き、中に入ると、いかにも元酒蔵という雰囲気の漂う木造のホールがそこにある。
  地元町興しグループの肝入りにより、過去も現在も色々なミュージシャンのコンサートがここで開かれたらしい。なになに毎年の招聘リストを順番に見てみると、村下孝蔵・南こうせつ・イルカ・伊勢正三・甲斐よしひろ・泉谷しげる・・・と、ゲゲッ、我々おじさんの年代にはビッグネーム過ぎるラインナップ。
 普段は地元のサークル活動中心に使われている、山の中のこの小規模な廃蔵跡で、四国では県庁所在地にもなかなか来ないようなアーチストのコンサートが当たり前のように開催されている。この元酒蔵のホールが持つ独特の雰囲気が、彼らを呼び寄せたようである。酒蔵とは、その役目を終え古く朽ちてもなお(少し手を加えることで)レトロな雰囲気を保ちながら甦り、現代に生きる我々をも惹きつける、いわば「世代を超えて文化を体現する建造物」になり得るものなのであろう。

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「津野町は山以外に何もない」
津野町は山以外に何もない

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「酒蔵を品よくリニューアルした外観」
酒蔵を品よくリニューアルした外観

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「いかにも演奏者魂をそそるホール」
いかにも演奏者魂をそそるホール
酒蔵さんから
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近くの穴場情報
197(いくな)国道は風の道
2007.12.30

 山以外に何もない津野町に、最近、世界でも最新鋭の設備が入った。それが20基の風力発電施設。これは国内最大級である。津野町の背骨を走る四国山地の山々の稜線に沿って、羽の直径61m高さ68m(ウルトラマンより大きい)の超大型の風車が、1号機から20号機まで順々に連なって立っている。町内のあらゆる場所から見えるその姿は壮観。

 この風車は、四国内では他に、愛媛県の佐田岬瀬戸町に11基が立ち、更に伊方町に12基、三崎町に20基の建設予定がある。また西予市にも建設プロジェクトの話があるという。

 そしてこれら「風の町」を結んでいるのが、高知県須崎市から佐田岬の三崎町までを走る国道197号線、いわゆる通称(いくな)国道である。昔は通行が厳しい道路で(いくな)と呼ばれたが、これからは「風の道」として名を馳せるかもしれない。

 クリーンエネルギーの代名詞のような風力発電ではあるが、一方で、国内有数の風光明媚な森林や海岸の眺望の中に聳え立つその姿については賛否両論である。その答えが出るのは、50年後か100年後になるのであろう。
 
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「はるかかなたの山の上を風車が連なる」
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「津野町の発電風車」
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「佐田岬の発電風車」
「佐田岬の発電風車」
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