思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第二十九番酒蔵札所 「文佳人 アリサワ」
住所: 高知県香美市土佐山田町西本町1-4-1
TEL: 0887-52-3177
営業時間: 月曜〜土曜9時〜17時受付。日曜・祝日休。

[酒蔵家庭]

 土佐中央部の山と川に囲まれた土佐山田町の駅から、歩いて何歩も行かないうちにある酒蔵。この酒蔵『アリサワ』は、明治初期に造られ、「出来立てのフレッシュな酒」を標榜し冷凍保存まで行っている、「しぼりたて」が身上の酒蔵です。水は北方に聳える甫喜ヶ峰(ホキガミネ)の伏流水。
この蔵は元々東京で音楽スタジオの仕事をやっていた5代目の現社長、そして「はちきん(元気のいいじゃじゃ馬で気の強い土佐の女性の呼称)」で有名な5代目女将さんの、家族経営で営なまれています。
 前職の音楽の感性を生かしたのかどうか、こんな田舎(失礼)にありながら、現代的、都会的なお酒を他の蔵に先駆けて十数年前から造っていた社長さん。そのお酒を世に出すために、赤ん坊を背負いながら、男ばかりの業界で蔵を切り盛りしてきた女将さん。考えてみれば、古き良き時代の日本の家族経営そのまんまで、今まさに花開いております。土佐の面目ここにありのご家族、将来、息子さんがミュージシャンになるとか言い始めても、まずは好きにさせてやって、ええ嫁見つけさせて引き戻せえよ。(笑)

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「土佐山田駅前の蔵」
土佐山田駅前の蔵
酒蔵さんから
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フラフ
2007.12.23

 土佐では、端午の節句に「鯉のぼり」の他に「フラフ」なるものを揚げるらしい。何ですか?それ。よく分からんが、何やら金太郎や桃太郎や武者等、節句に因んだ絵を描いた大漁旗のようなもので、どうも英語のフラッグがなまったもんだということ。・・・ちょっと待て!そこんとこだけでも、もう十分怪しいぞ(笑)。

 その「フラフ」なるものの産地が、ここ土佐山田町。高知の端午の節句というと、山間部で川を跨いで何匹も連なった「鯉のぼり」が有名であるが、ゴールデンウィーク頃にこの辺りを訪れると、華やかで賑やかな「フラグ」があちこちに見られるという。要するに、コワイ人が背中に書いている絵が旗になって鯉と一緒に棚引いているのを想像したらよいのかしらん。

 香南の「絵金」といい香美の「フラフ」といい、土佐のこの辺りは、ちょっと面白い絵画感覚がいっぱい。さすが!「アンパンマン」を生んだ土地柄。
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「かなり大きい」
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「たとえばこんな柄」
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フラフ 2007.12.23
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