思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第七十七番酒蔵札所 「梅錦山川酒造」
住所: 愛媛県四国中央市金田町金川14
TEL: 0896-58-1211
営業時間: 月曜〜金曜9時〜17時受付。前日に要予約。土・日・祝日休。

[75歳からのコンピューター]

 『梅錦山川酒造』は、明治5年に庄屋の山川家が「菜種の油屋」から転身したものだという。当時もこの辺りは「金田」と呼ばれ天領であった。天領ということは、よい米が穫れるということ。水は石鎚山系の伏流水である。現・山川社長で5代目となる。

 『現代の名工』にも選ばれている杜氏の山根さんは75歳。兵庫県の日本海側の香美町出身、但馬杜氏である。末っ子であるが家を継いだ。夏は農業、雪深い冬場は町の4分の1が杜氏などの出稼ぎに出る。『梅錦』ではもう通算36年目であり、もはや蔵の主である。田舎には子供が4人、大きな孫がもう9人もいる。趣味は庭をいじること。そんな山根さんが、今、一番興味を持っているのは何とパソコン。世の中が機械化されても、手抜きが出来ない大事なポイントは手作業で残すべし!と説く。その為にパソコンを勉強するそうだ。この御歳にしてこの柔軟さ、年の割りに頭の固い若者が多い昨今、見習うべきことです。

 

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「愛媛県最大の生産量を誇る蔵」
愛媛県最大の生産量を誇る蔵

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「会社正面玄関」
会社正面玄関

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「『現代の名工』 山根福平杜氏」
『現代の名工』 山根福平杜氏
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人目を忍んで取引される銘菓 『霧の森の冷凍大福』
2008.02.05

 四国中央市で、今話題の名物と言えば、まずこの「霧の森の冷凍大福」が挙げられるらしい。高速道路高知道の新宮インターチェンジを降りたところにある温泉複合施設『霧の森』内の菓子工房で作られている。ちなみに『霧の森』とは、四国中央市で最も山深い新宮村にある標高1000m超のオートキャンプ場『霧の高原』と一体となったレジャー施設である。温泉やレストラン、カフェ等が充実しており、観光目的よりも、むしろ娯楽の少ない地元の憩いの場として繁盛している。

 冷凍状態で販売されているこの「大福」は、4段重ねになっており、核の部分の「生クリーム」を「こし餡」で覆い、更に「餅」の殻で固めて、最後に新宮村特産の「抹茶粉」をまぶしている、というもの。一個一個の手作業生産である。松山市内の店舗と高速道路高知道の『馬立パーキングエリア』及び通信販売で入手出来るが、如何せん生産量に限りがあり、どの店舗でも大概は売り切れ入荷待ちの状態だという。

 『霧の森』に行こうとも思ったが、この新宮インター、一旦降りたら『霧の森』以外には何もなく何処へも行けない秘境インター。時間も無いので高速道路の『馬立PA』で購入することにした。売り切れが多いということなので、出張帰りの朝の9時頃に立ち寄る。要注意点は、『馬立PA』は高知方面から川之江方面へ向かう「上り車線専用」のパーキングエリアであるということ。下り車線を幾ら走っても行き着けません。売店を入った右手窓際隅に、あたかも人目を忍ぶように、「霧の森大福販売中」とポップが張り付けてある。店内を見渡しても、それらしきものは何処にもない。レジのおばさんに「霧の森大福を買いにきたんですが。」と告げると、気のせいか小声で(笑)「あるで。ちょっと待っておって。」と、レジの奥でゴソゴソやっている。30秒ほどで戻って来て包みを渡され、「はい、1050円」。これは御禁制の品だったんかい。(笑)

 
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「高知道高速道路上り車線の『馬立PA』」
「高知道高速道路上り車線の『馬立PA』」 クリックすると拡大します
「8個入りで1050円」
「8個入りで1050円」
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