思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第六十九番酒蔵札所 「桜うづまき酒造」
住所: 愛媛県松山市八反地71
TEL: 089-992-1011
営業時間: 月曜〜金曜10時〜17時受付。土・日・祝日休。

[市庁舎で酒造り?]

 『桜うづまき』のある北条地区八反地は、海からも少し離れて山岳部と平野との境に位置する。その為に山からの吹き下ろしの風が強く、冬は案外と寒い。水は高縄山系伏流水。
 『桜うづまき酒造』のオーナー・篠原家は、宮司から油屋を始め酒屋に転身したという経歴を持つ。現社長で3代目。

 製造責任者の漆間部長は、豊後水道を挟んで愛媛県のお向かいにある大分県杵築市の出身。当初は酒の小売業を営んでいたが、製造の仕事に魅力を感じ35歳を境に思い切って造りに転身。単身赴任で『桜うずまき』に乗り込んで、早一年が過ぎようとしている。昔はラガーマンとして活躍し、今はバスケットが趣味。実家の「大分ヒートデビルズ」との縁も深いようだ。
 漆間部長の今の使命は、「地縁ではなく品質で選ばれる」酒造り。北条の地元だけではなく愛媛県全体で評価を得られるようになりたいという目標がある。

 この蔵の見所は何と言っても「焼酎蔵」。昭和30年代の伊予市の市庁舎をそっくりそのままここに移設し、蔵として使っている。なんでも元の伊予市長が当社の役員だった縁らしい。洋館造りの市庁舎は、天井が高く柱もないので、実は酒蔵にはもってこいの構造らしい。一見の価値あり。

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「一ブロックがすべて酒蔵」
一ブロックがすべて酒蔵

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「旧伊予市庁舎の焼酎蔵」
旧伊予市庁舎の焼酎蔵

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「市庁舎の名残を残す事務所」
市庁舎の名残を残す事務所

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「漆間部長(右)と工場長」
漆間部長(右)と工場長
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海辺の温泉の町
2008.02.10

 北条は、海辺の町にも拘らず温泉施設が隆盛。最近では日本最大級という触れ込みの『コスタ北条』が有名だが、地元の人に言わせると、昔からある『シーパ・マコトの塩湯』も捨て難いとのこと。

 『シーパ・マコトの塩湯』は、北条港から鹿島へ渡る船着場の前にある。「塩湯」とは文字通り塩(ミネラル分)を含んだ温泉。海水をそのまま温めている訳ではない。金曜日のお昼というのに近所のお年寄りで一杯。こじんまりとした施設ではあるが、逆に使い易いのであろう。

 一方、昨年開業の『コスタ北条』は、国道沿いの道の駅のお向かいにデンと構えており、海を見渡せる南欧風の造りである。温泉施設というよりも健康ランドのようで、色々な種類の風呂はもちろんのこと、さながらラブホの様な?個室部屋や宴会場が備わっている。

 日本一の道後温泉まで車で30分。そんなに人口もいないように見える北条地区であるが、街なかの道後温泉とは違って「海を眺めながら入浴出来る」という差別化が功を奏しているのであろう。

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「『シーバ・マコト』」
「『シーバ・マコト』」 クリックすると拡大します
「『シーバ・マコト』の入口」
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「『コスタ北条』」
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「『コスタ北条』の入口」
「『コスタ北条』の入口」
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海辺の温泉の町 2008.02.10
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